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多数の相談が寄せられる「窯業系サイディング材の不具合」 実例と共に原因、対処法を紹介

「窯業系(ようぎょうけい)サイディング材の不具合」
雨風から守ってくれるはずの外壁にヒビや剥がれが…
このようなお悩み、抱えていらっしゃいませんか?実際に多くのお客様から相談が寄せられています。

サイディングの不具合に関するお悩みをお持ちのお客様を、「ペンキ屋がいい仕事をすれば建物の劣化は防げる」をモットーに、愛知県名古屋を拠点にして住宅やマンションの塗装工事、防水工事、補修工事などを手がける株式会社セイリョウがお助けします。

それでは、実例と共に見ていきましょう。

 

「窯業系サイディング材」について

窯業系サイディング材とは

セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材です。機能性やデザイン性に優れており、日本で使われるサイディングボードのほとんどが窯業系サイディング材です。製造過程において窯の中で高熱処理がされるため、窯業系という呼び方で分類されています。

メリット

・デザインのバリエーションがとても豊富です。成形性が高く、タイル調や木目調や石柄など、お好みに合わせた柄が選べるので、理想的な外壁が手に入ります。

・費用が抑えられます。窯業系サイディング材は、他の外壁材と比べて費用が安いため導入しやすい外壁材です。また、作業はサイディングボードを外壁に張り付けていく簡単な方法で行われるため、多くの業者が工事することが可能で、人件費も抑えられます。

・耐火性に優れています。窯業系サイディング材は、防火外壁材と呼ばれるほど耐火性に優れた外壁材です。建築基準法で定められている試験に合格し、不燃材や純不燃材としても国から認められています。

デメリット

・こまめなメンテナンスが必要です。一般的な窯業系サイディング材であれば、10年に1度の塗り替えをしなければなりません。また、塗装と同時に5~10年に1度の頻度で、サイディングボードの隙間や目地を埋める充填剤であるシーリングのメンテナンスを推奨されていることから、他の外壁材と比べてメンテナンス頻度が高いため、手間もかかりやすいです。

・素材自体に防火性がありません。窯業系サイディング材の素材はセメントのため防水機能が基本的にありません。窯業系サイディング材を施工する時には、塗装による防水加工で補う必要があります。防水性の高い塗料が劣化して剥がれてしまうと、雨や水の影響を外壁が直接受けてしまうので、こまめなチェックが必要です。

 

窯業系サイディング材の不具合

塗膜の膨れ

シール目地の劣化

塗膜の剥離

 

窯業系サイディング材の不具合が起きる原因

サイディング材の変形

窯業系サイディング材は新品時は平らですが、年数が経つことにより反りや割れが生じることがあります。原料であるセメントは水を吸いますので、水を吸ったサイディング材が膨張し、その後に乾燥することで伸縮が起きるため、少しずつ変形していきます。

塗装の剥がれ・浮き、塗膜の膨れ

窯業系のサイディングの塗装では、塗料の選定を間違えると、塗膜の浮きや剥がれ、膨れなどが起こります。窯業系サイディング材は、外壁材の蓄熱のしやすさのため、湿気が逃げていかなかったり、外壁材の歪みが原因して剥がれてしまったりします。

シーリングの劣化

窯業系サイディングには、外壁材の干渉を防ぐために目地が設けられており、この目地にはシーリングが充填されます。シーリングは太陽の紫外線によりひび割れや伸縮、硬化などの劣化症状があらわれ、状態が悪くなると雨漏りを引き起こす恐れがあります。

 

トラブルが起きた時の対処法

外壁塗装で防水性を復活させる

新品時の窯業系サイディングは表面にコーティングがされていますが、経年劣化によりコーティングが剥がれて性能が落ちてきます。窯業系サイディングの中には、フッ素や無機コーティングなどの特殊なコーティングがされているものがあります。こういったサイディングを塗装してしまうと剥がれてしまう恐れがありますので、適切な塗料を選定し、防水性を復活させます。

シーリングの打ち替え

一般的に、塗装よりもシーリングの方が早く劣化する傾向にあります。サイディングの目地シーリングは、外壁材にできる隙間を埋める役割があり、伸縮やひび割れなどが起こると水が建物の中に入ってしまいます。建物内に水が入ることで、雨漏りの他にも柱などの腐食やシロアリの侵入といった被害も起こるため、5~10年に1度の適切なタイミングでシーリングを打ち替えましょう。

部分的な張り替え

窯業系サイディングの歪みが大きい場合や割れてしまった場合は、部分的に張り替えることも可能です。変形や割れにより水が入る状態になってしまっていると、そのままにしておくわけにはいきませんので、このような状態でしたら部分的な張り替えをおすすめします。

 

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今回の記事では、多くの方を悩ませる「窯業系サイディングの不具合」について解説しました。1人でも多くのお客様のお悩みを解決させていただきたいので、お悩みの方は問い合わせフォームまたはお電話にてご依頼ください。

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