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コラム

ロープアクセスの単価はどのくらい?作業内容・地域・比較でわかる費用相場

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ビルの外壁清掃や高所補修などで活躍する「ロープアクセス作業」。しかし、実際の単価がどのくらいなのか分からず、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ロープアクセスの基本的な単価相場から、作業内容別の費用感、他の高所作業方法との比較、さらにはコストを抑えるコツまでを徹底解説します。

これからロープアクセス業者を選ぼうと考えている方や、費用感を知りたい方に向けて、わかりやすくまとめました。

 

ロープアクセスの単価はどのくらい?基本的な相場を解説

ロープアクセスの基本的な単価は、作業の内容やリスク、地域によって変動しますが、一般的な目安はあります。以下ではその目安と、費用に影響するポイントを紹介します。

 

1人工あたりの相場は2〜4万円が目安

ロープアクセス作業の相場は、1人工(1人1日の作業単位)で2万円〜4万円が目安です。作業が単純なものであれば2万円台、リスクや高度が高い作業であれば4万円以上になることもあります。

例えば、ビルの外壁清掃では比較的安価な価格帯になり、外壁補修などの高度な技術を要する場合は高めの単価になります。

業者によっては時間単位で料金を出すところもありますが、1人工単位で見積もられることがほとんどです。

また、依頼する建物の高さや面積によって、必要な作業員数も変わり、それに伴って費用も変動します。

 

日給ではなく作業内容やリスクによって変動する

ロープアクセスの料金は、単純な「日給」や「時間給」ではなく、作業の内容やリスクによって変動します。

高所での作業は命に関わるリスクがあるため、より高度な安全対策やスキルが必要です。その分、単価も高く設定される傾向にあります。

例えば、外壁のタイルが剥がれかけているような箇所の補修作業は、高度な施工技術と慎重な作業が必要なため、通常の清掃より高くなります。

また、場所によっては高圧洗浄機や補修機材の持ち込みが必要になるため、追加費用がかかることもあります。

 

業者によって機材費や交通費が別途加算されることがある

ロープアクセスの料金には、基本作業費以外に機材費・交通費・諸経費が別途かかる場合があります。

見積書に明確に記載されていない場合も多く、契約時にはこれらの項目を確認することが大切です。

特に遠方からの依頼や特殊な機材(ドローンや赤外線カメラなど)を使用する場合、追加料金が発生することが一般的です。

安さだけで業者を選ぶと、最終的な請求額が高くなるリスクがあるため、「何が含まれているか」を必ずチェックしましょう。

 

ロープアクセスの単価が高くなる理由とは?

ロープアクセス作業は、他の作業方法に比べて単価が高くなることがあります。その理由には、スキル・安全・人員構成といった要素が影響しています。

 

高所作業のため専門スキルと資格が必要だから

ロープアクセスは高所作業であり、命に関わる危険が伴います。そのため、作業を行うには「ロープ高所作業特別教育」などの資格が必要です。

また、作業員は高度なスキルと豊富な経験を持つ必要があります。こうした専門性の高さが、単価の上昇に直結しています。

例えば、建物の構造に応じたロープの設置方法や、緊急時の対応能力など、一般の作業者では対応できない技術が求められます。

安全かつ効率的に作業を行うには、専門の訓練を受けた人材でなければならず、結果的に人件費が高くなります。

 

安全管理のための機材・保険コストが高いから

ロープアクセスでは、命綱やハーネス、ヘルメットなどの安全機材が必須です。これらの機材は定期的に点検・交換する必要があり、維持コストがかかります。

また、万が一に備えて損害保険や労災保険にも加入する必要があり、その保険料も単価に反映されます。

こうした「安全にかけるコスト」が他の業種と比べて高くなるため、結果的に見積もり価格も上がるのです。

業者によっては、現場ごとに安全管理者を配置することもあり、それも人件費として計上されます。

 

少人数での作業が多く一人あたりの負担が大きいから

ロープアクセスは作業スペースの都合上、少人数での施工になることが多く、一人あたりの負担が大きくなります。

そのため、作業時間やリスクに応じて、1人工あたりの単価も高くなりやすいのが実情です。

例えば、足場を組むような大人数での施工と違い、2〜3人程度で効率よく作業を行う必要があります。

少人数体制での高度な作業を支えるには、スキルも体力も必要であり、それが料金に反映されているのです。

 

作業内容別に見るロープアクセスの単価相場

ロープアクセスの単価は、作業の種類によっても大きく変わります。ここでは代表的な作業内容ごとの相場を具体的に紹介します。

 

外壁清掃は1㎡あたり200〜1,000円が相場

外壁の清掃作業は、ロープアクセスの中でも比較的手軽な作業であり、1㎡あたり200円〜1,000円程度が相場となっています。

使用する薬剤や高圧洗浄の有無、外壁材の種類によって価格に差があります。タイルや石材は作業に注意が必要なため、やや高めになる傾向があります。

定期清掃を依頼する場合には割引が適用されるケースもあるため、継続依頼でコストダウンを図るのも一つの方法です。

また、ビルの階数が高くなるほどリスクが増すため、単価も若干上がる可能性があります。

 

外壁補修は1人工2.5〜4万円程度と高単価

外壁の補修作業は技術力が求められるため、1人工あたり2.5万円〜4万円と高めの単価設定が一般的です。

例えば、外壁タイルの剥離補修やひび割れのシーリング作業などは、正確な作業が必要で、材料費も発生します。

補修には建築基準や耐久性に関わる内容も含まれるため、専門知識を持つ作業員が対応する必要があります。

このような作業は、ただ「高い」だけでなく、建物の寿命を延ばすためにも必要な投資といえるでしょう。

 

看板設置・撤去は特殊作業のため1案件10万円以上になることもある

ビルの高所にある看板の設置や撤去は、1案件10万円以上となることも珍しくありません。

重い資材の搬入や電気工事、周囲の安全確保など、多くの工程が含まれるためです。

特に夜間作業や道路使用許可が必要なケースでは、さらに費用が加算されます。

作業内容によってはクレーンや特殊車両との併用もあるため、事前に詳細な見積もりを取り、工程ごとの費用を確認しておきましょう。

 

窓ガラス清掃は比較的単価が安く1㎡あたり200円程度

窓ガラス清掃は、1㎡あたり200円程度と比較的安価な作業です。

これは定期的な清掃であることが多く、効率的に作業できるため単価が抑えられる傾向があります。

ただし、ガラスの種類や汚れ具合、施工の難易度によっては、追加料金がかかることもあります。

雨染みや水垢がひどい場合、研磨や特殊薬剤を使用する必要があるため、あらかじめ現地調査をしてもらうと安心です。

 

設備点検・撮影は専門機材を使うため単価が上がりやすい

ロープアクセスを使った設備点検や撮影は、専門機材や撮影技術を伴うため、1人工数万円以上になるケースもあります。

特に空調設備や外装材の劣化調査、配管点検などは、専門性の高い業務であるため、業者選びも慎重に行うべきです。

また、ドローンでは確認できない角度や隙間を人の手でチェックできるため、正確性において優位性があります。

報告書作成や写真データの納品も含まれる場合は、別途費用がかかることがあります。

 

ロープアクセスの単価と他の作業方法の比較

ロープアクセスと、足場や高所作業車、ドローンなど他の作業手段を比較すると、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

足場設置と比べて初期コストが抑えられるから安い場合がある

足場を設置する場合、設置・解体に数十万円の費用が発生しますが、ロープアクセスであればそのコストが不要です。

短期間・限定範囲の作業であれば、トータルコストはロープアクセスの方が安く済むことが多いです。

ただし、長期にわたる作業や広範囲の補修には、足場の方が効率が良いケースもあります。

それぞれの工法の特性を理解し、工事内容に応じて選択することが重要です。

 

高所作業車を使うよりも狭い場所に対応できるが時間単価は高め

高所作業車は便利ですが、建物周囲にスペースが必要なため、都心の狭いエリアでは使えないこともあります。

その点、ロープアクセスは設置スペースが不要で、柔軟に対応できます。

ただし、1人工あたりの単価は高く、数時間だけの作業でも丸1日分の料金が発生することがあります。

施工場所の環境と作業時間のバランスを見て、工法を選びましょう。

 

ドローン点検と比べて詳細な作業が可能なため高単価になる傾向がある

ドローンは空撮や点検に優れていますが、実際の補修や清掃はできません。

ロープアクセスは人が直接作業できるため、正確な補修や手作業の清掃が可能です。

その分、ドローンよりも人件費や安全コストがかかるため、単価は高くなります。

用途に応じて使い分けることで、効率的かつコスト効果の高い選択が可能です。

ロープアクセスの単価を安く抑えるポイント

ロープアクセスの費用は高額になりやすいですが、いくつかの工夫をすることでコストを抑えることが可能です。以下に、具体的な方法を紹介します。

 

複数業者から相見積もりを取ることで価格交渉がしやすくなる

必ず複数の業者に見積もりを依頼しましょう。相見積もりを取ることで、適正価格を把握することができます。

見積書の中で、どの作業にどれくらいの費用がかかっているかを比較することで、不要な費用や割高な部分を見つけることができます。

また、「他社ではこの価格でした」と提示することで、値引き交渉の材料にもなります。

特に初めて依頼する場合は、相見積もりは必須といえるでしょう。

 

定期契約を結ぶと割引対応してもらえる場合がある

定期的に清掃や点検などのロープアクセス作業が必要な場合は、年間契約や定期契約を結ぶことで、1回あたりの単価が下がることがあります。

業者側としても、継続的な案件はスケジュールを安定させやすく、利益の見通しが立つため、割引を適用しやすいのです。

清掃や外壁点検など、半年〜1年に1回行うような作業は、契約のタイミングで「まとめ割」や「契約特典」を確認すると良いでしょう。

長期的に見ると、大きなコスト削減につながります。

 

作業範囲を明確にして無駄な工程を省くことができる

見積もり依頼時に、どこを・どの範囲まで・何のために作業するのかを明確に伝えることが重要です。

作業範囲があいまいだと、安全対策や人員配置などが多めに見積もられ、費用がかさむ原因となります。

反対に、作業の目的や必要性が明確であれば、不要な工程を省くことができ、見積もり額を抑えることが可能です。

図面や写真を用意して相談すれば、より具体的な提案を受けることもできます。

 

ロープアクセスの単価に関するよくある質問

ここでは、ロープアクセスの料金についてよくある疑問をQ&A形式で解説します。

 

ロープアクセスの料金はどうやって決まる?

料金は主に「作業内容」「高さ・面積」「リスクレベル」「機材の有無」「地域」によって決まります。

加えて、作業日数や人数、交通費・出張費、保険などの要素も加味されます。

特に高所作業ではリスクが高いため、安全対策費が単価に大きく影響します。

見積もりを取る際には、どの項目が価格に含まれているのかを必ず確認しましょう。

 

資格を持っていない業者に依頼しても大丈夫?

いいえ、ロープアクセス作業を行うには「ロープ高所作業特別教育」などの資格が必要です。

資格を持っていない作業員が作業を行った場合、万が一の事故が起きた際に責任の所在があいまいになります。

また、保険が適用されないリスクもあるため、依頼前に必ず資格の有無を確認しましょう。

信頼できる業者は、作業員の資格証を提示してくれます。

 

保険は含まれているの?トラブル時の対応は?

基本的に、ロープアクセス業者は損害保険・労災保険に加入していることが多いです。

ただし、すべての業者が加入しているわけではないため、契約前に確認が必要です。

物損事故や作業中のケガなどが発生した際に、保険が適用されるかどうかは非常に重要です。

万が一のために、契約書に保険の記載があるかどうかも確認しましょう。

 

作業が延期になった場合、キャンセル料はかかる?

キャンセルポリシーは業者によって異なりますが、当日や前日のキャンセルには費用が発生するケースがほとんどです。

天候不良(雨・風)など、作業が危険と判断された場合は、キャンセル料が免除される場合もあります。

契約前に「キャンセル料の条件」を必ず確認し、できれば書面で残しておくと安心です。

作業日程に余裕を持って調整することも、トラブル回避につながります。

 

まとめ|ロープアクセスの単価を作業内容ごとに理解しよう

ロープアクセスの単価は、さまざまな要因によって変動します。作業内容・地域・リスク・人員・使用機材などが料金に影響します。

 

作業内容や地域、リスクによって単価が大きく変わる

単純な清掃作業と、高所での外壁補修では、必要なスキルや安全対策が異なるため、単価に大きな差が出ます。

また、都市部や高層ビルの多い地域では、需要や難易度により単価が高くなる傾向があります。

こうした背景を理解することで、適正な見積もりかどうかを判断しやすくなります。

「なぜこの価格なのか」を確認し、納得して契約することが大切です。

 

比較・見積もり・契約前の確認が費用を抑えるポイントになる

費用を抑えるには、複数業者の見積もりを取り、作業内容を明確にし、契約前に詳細を確認することが最も効果的です。

また、定期契約の検討や、地域密着の業者選びもコストダウンに繋がります。

大切な建物を守るためにも、安心できる業者を選び、適正な価格で作業を依頼することが成功の鍵です。

この記事が、ロープアクセス業者選びや費用感の参考になれば幸いです。

 

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